大阪府堺市堺区海山町の一家で悲しい事故がありました。
27日午後4時頃、男児(5)がドラム式洗濯機内で意識を失っているのを、父親(32)が発見し119番しましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
男児に目立った外傷はなく、誤って中に入り、閉じ込められたようです。
このようなドラム式洗濯機の事故は過去何度も報告されており、家庭に思わぬ危険が潜んでいるかもしれません。
今回の事故の経緯と、ドラム式洗濯機の危険性とその対策について調べてみました。
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ドラム式洗濯機で5歳児死亡の死因は?
悲しい事故が起きた一家の家族構成は、父親(32)と母親(32)、そして今回の事故で亡くなった男児(5)の3人暮らしでした。事故が起きた27日、母親は外出していて、父親は昼食後に男児と2階の部屋で昼寝をしていました。しかし同日午後3時ごろに男児が部屋にいないのに気づいたとのことです。
発見したのが午後4時頃で、いないことに気づいてから約1時間も経過しています。
事故の経緯を考察すると、昼食後に一緒に昼寝をしたとのことなので、おそらく1時から2時の間に昼寝をしたのではと思います。
そして午後3時頃にいないことに気づいたとのことですが、昼寝開始から1時間以上は経過しています。
一般的に5歳児の昼寝の時間はというと、だいたい30分から1時間程度のようです。
つまり、一緒に寝ていても、大人より先に目覚めて活動してしまうということは十分考えられます。
きっと、今回事故で死亡した5歳児も目が覚めて一人で活動していたのだと思います。
父親がいなくなったことに気づいたのが3時頃で、発見したのが4時頃です。
少なくとも1時間はドラム式洗濯機の中に閉じ込められていたことになります。
そのときすでに意識がなかったとのことですが、過去の事故事例からして窒息死したのではと考えられます。
窒息死までに至る時間はというと、約15分で心肺停止に至ります。そして死亡するまでにはさらに30分ほどかかるようです。
ドラム式洗濯機はその機能上気密性が高く、使用上の注意としても窒息は記載されています。
窒息死が死因であると考えられるのですが、閉じ込められてからすぐに呼吸ができなくなるということではないので、窒息する前に酸素欠乏症になったと思われます。
酸素欠乏症とは、人体が酸素の濃度18%未満である環境におかれた場合に生ずる症状で、一般の空気中の酸素濃度は約21%です。発症には個人差がありますが、今回の事故で少なくとも1時間閉じ込められていたことを考えると、密閉された空間で呼吸をしているうちに酸素濃度が下がり、そのまま意識低下し、窒息死に至ったと考えられます。
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ドラム式洗濯機の死亡事故は過去多数あり、その対策は?
ドラム式洗濯機の事故は過去もありました。
中でも記憶に新しいのが2015年に発生した宝井蓮音くん(7)が同じくドラム式洗濯機に閉じ込められて死亡しました。
海外でも同様の事故が報告されています。
ドラム式洗濯機の構造上、中から開けることはできません。
しかし、閉める際でも、強く押し込まなければ閉まることはありません。
しかし扉の勢いを利用して閉まってしまうということはあり得ます。
またチャイルとロックという昨日で、閉めた状態であれば子どもが容易に開けることができないようにできます。
今回の事故を考えると、扉が開けっ放しになっていた。
さらに強い衝撃を与え扉を閉めてしまったということが考えられます。
詳細はわかりかねますが、おそらくチャイルドロックをしないで扉を開けっ放しにしていたのではないかと思われます。
ほんの少しの不注意からこのような事故に至るとはあまり思われていないようで、意外な盲点となっています。
メーカーも注意喚起はしているようですが、使用方法や危険性については十分理解したいものです。
対策としてはチャイルドロックをして子供が安易に開けれないようにすることと、その危険性を子供にも十分理解させるということが大事です。
自分の家に潜む危険性には注意していきたいです。
小さい子供には注意しないといけないとよくわかる事件です。
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